(asahi.com)アメリカ上院は1日の本会議で、トランプ政権が国務長官に指名した米石油大手エクソンモービル前会長のレックス・ティラーソン氏の人事案を僅差(きんさ)で承認しました。ティラーソン氏は同日、宣誓を経て就任し、「米国民の利益を代表していく」と語りました。
レックス・ティラーソン氏
(写真:THX/TTXVN)
ティラーソン氏は、ロシアのプーチン大統領から「友好勲章」を受け取るなどビジネスを通じた深い関係が指摘され、共和党議員からも懸念の声が出ていました。この日は賛成56、反対43で承認されました。共和党議員が全員賛成し、民主党系議員(無所属含む)の4人が賛成に回りました。反対票数は歴代国務長官の中で突出して多かったです。
国務長官は日本の外相にあたります。ティラーソン氏は政治や外交の経験はなく、手腕は未知数です。